ワイルド7

公開から一ヶ月とちょっと。わたしの住んでる地域では今週末で劇場公開が終わりました*1。試写会で2回、劇場に見に行ったのは5回かな、ワイルド7だけに7回見ました。ドヤ顔ですすいません。出演情報解禁から公開まで半年弱、徐々に明かされる内容や情報にわくわくしたり、普段まるちゃんが出ない雑誌やテレビでの番宣にわくわくごろんごろんしたり、公開を待つ途中も楽しくて、映画ってのはまた特別なんだなと思いました。まるちゃんも公開初日にシゲと見に行ったらしいですね。目撃され即行広められるのもなんだかまるちゃんらしくて、かわゆいまるエピもワイルド7の思い出になりつつあります。


ストーリーは構成・演出そのものが荒いというかまさにワイルド!!でつじつま合わせなんかしだしたらキリがないなという印象でした。銀行襲撃犯を追ったワイルドトレーラーは誰が運転したのかわかんなかった…ご存知の方いらっしゃたらぜひご一報をw だけど銃撃シーンやバイクアクションは迫力あった!!免許取り立てのまるちゃんがバイクアクションの足並みを揃えるの苦労したんだろうな…とか中の人の事情に思いを寄せてしまって寄った見方しかできなかったけど、スクリーンに映えるバイクの一律した走行シーンは圧巻でした。興奮した!!あと爆発とか銃撃のドーン!やダダダダーン!は毎回新鮮に驚いたもんです。劇場で見るために作られたような純粋な劇場映画、という印象でした。この豪快さは劇場で体感するべき、とわたしの中の有/村/昆が言ってます。終わったけど。


まるちゃん演じるパイロウは一言でゆうと不気味だった。淡々とというか飄々とというか、目的を遂行するためだけに生きる、しかもそれを楽しんでさえいる割り切った姿勢が不気味だった。パイロウが初めて出てきた銀行襲撃犯を追い詰めるシーン。パイロウさん左手で銃を撃ってるんだよね。その後のシーンから右が利き手だと思ったんだけど、あの緊迫した状況でガム噛みながら利き手とは反対の手で殺めるその余裕!!!おそろしい!!しかも顔がほくそ笑んでる!!!!戦慄!!!!
今までまるちゃんが演じてきたのはわりとまるちゃんのパブリックイメージに近いような役が多くて、贅沢にももっと違うまるちゃんが見たいな、まるちゃんに演じてほしいなと思っていたので、パイロウさんを演じたことでまるちゃんの間口がぐっと広がったように感じました。声の出し方とか違くてゾクゾクした。まぁそれが演じるってことなんだけどさなんか新鮮で。「誰だよその女!」「派手にやろうぜ!」「行け!!早く!」は三大ゾクゾクセリフです。まるちゃんを見に行ったはずなのに、あの人誰?ってなったもん。


エンドロール、黒字の背景に白字で「丸山隆平」の文字が出てきた時はグッときました。もう「関ジャニ∞」の文字はないんだね。きっとそれが関ジャニ∞を背負うこと、経験をエイトに還元することなんだとまるちゃんの言葉を思い出してちょっとだけ目頭が熱くなりました。遅くなったけど、まるちゃん正真正銘の銀幕デビューおめでとう。

*1:全国的にも、かな?